労働審判は会社側の自滅という予想外の幕切れ
私の労働審判はまさかの会社側の自滅という幕切れでした。
自分のしたことがパワハラという認識の全くない上司がわざわざ陳述書でパワハラ行為を書いてくれたからです。
お蔭で弁護士さんからも完全勝利と言っていいと思うとの言葉を頂きました。
労働審判6日前になってやっと会社側から反論書・陳述書・証拠が届きました。
反論書と陳述書だけでも20頁くらいあったと思います。証拠も合わせるともっとです。そこそこのボリュームです。
だいたい嘘の解雇理由が書かれているので、読んでいて精神的に本当に辛いものです。
辛いながらも頑張って読み進めていくと、まさかのことが書かれていました。
以下パワハラ上司の陳述書からの抜粋です。(身バレ防止のためフィクションを混ぜています。)
「お昼休みに私用を依頼したところ断られた、断るようなら解雇すると何度も言ったが断ったので解雇すると言った」
・・・・・う・・・嘘でしょうって思いました。
会社側も弁護士を付けていてまさかのコレですよ。本当びっくり。本当、夢かな?と思って3回くらい読み返して、自分の弁護士さんに電話して、上記のようなことが書いてあるんですがって聞いたら弁護士さんも「書いてありますね~」って、
「・・・夢じゃない、勝てる!」
そんな感じで会社側から反論書が届いた日は大喜びしていました。
昼休みに私用を頼んで断ったから解雇って・・・それは立派な不当解雇です。
もちろんばっちり下記のように反論しました。
「昼休みに上司から私用を頼まれたが昼休みが終わったらすると言ったところ上司が激しく怒りだし、今やらなければ解雇すると何度も怒鳴って強要・脅迫された。(違法行為です)どうしても今はできないと言うとじゃあ解雇すると言って解雇されました。」
(※私用など、やる義務のないことをやらないと解雇すると言うのは強要・脅迫行為にあたり立派な違法行為です。)
ほかにも会社側の陳述書では「解雇理由証明書に書いた解雇理由については覚えていない」とか書いていました。
「忘れるような理由で人を解雇するな!」
本当・・・会社側に弁護士がついててコレですからね・・・本当信じられない・・・。
ビックリです。
人生こんなこともあるんだな~と思いました。
こちら側の反論では真面目に反論しました。
「忘れるような理由で解雇するのは社会通念上で考えて解雇理由として合理的ではない」と・・・。
他にもいろいろありましたが割愛しますが、上記のような感じだったので、弁護士さんも労働審判もあまり裁判官とかの質問もなくすぐに終わるのではという話で、私も同じ考えでしたが意外と労働審判では1時間半ほど沢山たっぷり質問され時間がかかりました。
そして最後の最後で裁判官・審判員など皆の前で会社側は大嘘をはっきりとつきました。
会社側が私の復職を認めたので無事復職できて良かったねと弁護士さんや審判員とお話ししていた矢先に会社側が。
「やっぱり復職して欲しくないのでお金を払う」と・・・。
「復職していいというのは、私から復職したくないと言わせて解決金を安くする為の嘘でした」
はい、裁判官も審判員も弁護士さんも、本当にこれでこの会社が大嘘付きだと分かって頂けましたね!
ということで、むしろ本当に私は晴れやかな気持ちになることができ、本当に思ってもいなかった会社側の自滅という終わり方ですが、無事、勝利という形で労働審判を終えることが出来ました。