労働審判あるある~会社の悪口攻撃について考える
労働審判1回目の期日の1週間ほど前になると会社側から答弁書・陳述書などが届きます。これに自分の「性格が悪かったから解雇した」といったような悪口が沢山書かれているということがよくあるようです。
①単に悪口を言って精神的に追い詰めたいのかも。
単に、嘘八百の悪口を沢山書いて精神的に追い詰めたいのかもしれません。確かに気分は悪いですし、正直精神的にダメージを受けました。
②裁判官や審判員に私の悪いイメージを植え付けたいのかも。
裁判官や審判員に私の悪いイメージを植え付けたいのかもしれません。労働審判当日の言動に悪い印象を持たれないように注意するのは勿論ですし、会社側の答弁書・陳述書に対する自分の反論書を作成するときも悪い印象を持たれないように言葉遣いや表現に注意しました。
③復職する気を無くさせて解決金を低くしたいのかも。
これが一番の狙いかなと思いました。
会社は従業員に復職してほしくないので、私の悪口を沢山書いて復職の意欲を無くさせて、もしも解雇無効になった場合、私が復職を希望しないほうが解決金が安くなるので、解決金を低くしたいのが一番の目的かなと思いました。
④協調性を問われていたのかも。
私は労働審判で悪口が事実でないと説明したうえで、日頃から会社でマナーや気配りを心掛けていたことをアピールしました。労働審判当日も人格に問題があると思われるような言葉使いや態度をとらないように注意しました。
今思うと、「性格が悪かったから解雇した」というのは「協調性がないから解雇した」と言いたかったのかも。陳述書で周りの仕事もフォローすることを心掛けていたことをアピールしたこともよかったのかもと思いました。
⑤主観的に性格が悪かったと感じた程度では解雇にはならないのかも。
「周囲の従業員が主観的に性格が悪かったと感じた」程度では解雇になることはないし、嘘なら嘘と労働審判で主張すれば大丈夫なのであまり気にしないで下さいと弁護士さんに言われ、確かにそこに書かれている程度の性格の悪さでは解雇されることはないだろうと思いつつも、嘘であっても複数の社員から性格が悪かったから解雇したと言われると、けっこう不安に感じてしまいました。
確かに人によって感じかたはそれぞれなので、同じ人に対しての評価でも人によって「あの人は親切で優しい」という人もいれば「怖くて性格が悪い」という人もいます。また、性格が悪いというのも本人に対して1度も指摘も注意もしないである日突然解雇するというのは出来ないのかなと思います。
ちなみに私の場合、会社側の証言が嘘であることが会社側自身の証言で発覚し、会社側が自爆した為、「従業員の性格が悪かったから解雇した」という解雇理由の効果が実際どれくらいあるのか正確なところは謎でした。