「不当解雇と労働審判」私の体験メモ+ぷらす

労働問題関係に思うところなどを書きます。

解雇から「労働審判」前日までの会社との大まかなやり取り

ホームページの記事を少しずつこちらのブログに写しています。
ホームページの方が見やすいと思いますので、よろしければ見てみて下さい。
何か参考になればと思います。

「不当解雇と労働審判」私の体験メモ

 

 下図に解雇から「労働審判」前日までの会社との大まかなやり取りの流れを示します。

 あくまで1例なので、人によっては労働審判前に「あっせん」を行う人もいると思いますので1例程度に参考の目安になればと思います。

 解雇されてから労働審判までの会社とのメールや内容証明郵便でのやり取りはもちろん、口頭でのやり取りも労働審判で取り上げられることがありますので、乱暴な言葉遣いはしないのは勿論ですが、普通の会話であっても「強引な曲解・脚色・捏造」をして労働者側に問題があったと会社側が主張してくることがありますので、会社とのやり取りは慎重丁寧に、できるだけ必要な事のみを伝えるのがよいと思います。

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解雇から労働審判申し立てまで

 解雇に納得できない旨を会社に1度も伝えないで、いきなり労働審判は出来ないので、会社側が明らかに故意的に不当解雇をしたとしても何度か会社側に解雇に納得できない旨を「私は解雇は認めません」「会社側が主張される解雇理由のような事実はありません、その根拠は○○○です。また事実であったとしても解雇理由として妥当ではありません」というように伝えたけれど会社側が聞き入れてくれなかったので労働審判申し立てをしますというふうに労働審判申し立ての際に、会社側に解雇に納得できない旨を何度か伝えたけれど、会社側が聞き入れてくれなかったメールや内容証明郵便を証拠として提出します。

 話し合いで復職できればよいのですが、残念ながら会社側と直接話し合って解決することはあまりないと思いますし、私の場合明らかに会社側が故意的に不当な理由で私を解雇したので、話し合ってもまともな話し合いにはほぼならないということが予想されましたので、相互の認識を一応、客観的に確認する程度にとどめ、予想どおりこちら側の主張に耳を傾ける姿勢が全く見られなかったので労働審判をするという流れになりました。

労働審判申し立てから労働審判の前日まで

 労働審判申し立ての際に送ったこちら側の主張や証拠に対して、労働審判の1週間くらい前になると(もっと遅くなる場合もあります)会社側からこちら側の主張に対する反論(答弁書・陳述書・証拠)が送られてきます。土日含めての1週間前なので、会社側の反論に対するこちら側の反論を作成するのに労働審判の1週間前は忙しくなることが予想されます。

 解雇されてから会社側から送られてくるメールや内容証明郵便、労働審判1週間ほど前に会社側から答弁書・陳述書・証拠などが送られてくるなど交渉が進むにつれて徐々に勝敗の行方も分かってくると思います。

 もちろん最後まで何があるか分かりませんので労働審判当日に会社側が突然新しい解雇理由を主張しだしたり、答弁書や陳述書では会社側がきちんと仕事の指導をしていたという説明を全然できていなかったのに、労働審判当日になってきちんと説明しだすという可能性も0ではないですが、基本的に労働審判では前日までにお互いの主張は全て書面で提出するということになっていますので、前日には概ねの勝敗の予想はつくことになると思います。

 私の場合の解雇理由の1つとして「仕事がきちんと出来ていなかった」というものがあり、しかし答弁書や陳述書では会社側が仕事の指導をしたという記載が全くなかったので、逆に労働審判当日にきちんと指導していたという説明をしだすかも・・・と心配していましたが、実際当日には「もっと早く仕事をするように言っていた」という程度で、それは全く指導とは言えず、その上、私が仕事が遅かったという事実も全くなく、「仕事が遅いというと何か具体的に問題はありましたか?」という審判員の質問に対して「え?」と返答する始末で結局会社側は労働審判当日もきちんと説明することが出来ず(元々事実ではありませんが)、心配していましたが、無事解雇無効で終了しました。



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